「第2版 心理療法家の言葉の技術 治療的コミュニケーションをひらく」 杉原 保史 / ポール・L・ワクテル 定価: ￥ 5800+税 A ※書き込みなどありません。 #杉原保史 #杉原_保史 #ポール・L・ワクテル #本 #心理学／心理学 #A6300 カウンセラーとクライエントの葛藤,面接の中断・停滞は,偶発事でありながら避けがたい心理面接の宿命でもある。ともすれば面接構造そのものを揺るがしかねない悪循環に陥った心理面接が好転するとき,そこではつねに心理療法家によって緻密にプログラムされた言葉が物を言う。 統合的心理療法を志向するポール・ワクテルは,精神分析,認知行動論,システム論,体験的アプローチに依拠しながら,独自の治療的コミュニケーション理論を樹立し,促進的コメント,帰属的コメント,暗示,リフレーミング,パラドックス,そして治療者の自己開示など,実際の臨床場面で応用できるテクニックを考案しながら,心理面接でクライエントが陥った悪循環を覆すカウンセラーの言葉の技術を徹底的に考察している。 第2版では,初版刊行後に登場した新たな理論を吸収・補完して,「第2章 絶え間なき心理療法の発展」「第3章 愛着への注目」という2章を新たに加え,さらに各章への大幅加筆を施すなど,初版に大幅な改訂を加えてバージョンアップを図っている。統合的心理療法の推進者ポール・ワクテルによる名著の第2版,待望の刊行!