●江戸和本●記事珠 本朝武林原始 日夏繁高 林信充 享保12年 武具故実事典

〈記事珠〉本朝武林原始［兵家記事珠］ ★ゆうパック着払い 【判型】大本8巻3冊。縦264粍。 【作者】日夏繁高（四郎左衛門・弥助）作・序。 【年代等】享保8年2月、林信充序。享保8年1月自序。享保9年4月、国枝齊賢序。享保12年3月刊。［江戸］須原屋茂兵衛（千鐘堂）板。 【備考】分類「武具」。和漢の多数の諸書（凡例に「正史・実録」を中心に「一百有余部の典籍を渉猟し、二百四十余条の起源を括套す」と記す）を典拠に、武具・馬具を始め兵法に関する事物の濫觴や故事について記した事典。全8巻。目次によれば、1巻「剱刀之部」（剱・刀・太刀・大太刀など24項）、2巻「弓矢（キュウジ）之部」（弓・弓造工（ユミツクリ）・天鹿兒弓（アマノカゴユミ）・天梔弓（アマノハジユミ）など61項）、3巻「射事之部」（矢呼（ヤサケビ）・鳴弦・産屋鳴弦・宿直引目（トノイヒキメ）など26項）、4巻「馬具之部」（鞍鐙（クラアブミ）・（シタグラ）・鞍造・壺鐙（ツボアブミ）など22項）、5巻「馬事之部」（日向駒（ヒュウガノコマ）・甲斐黒駒（カイノクロコマ）・額田馬（ヌカダノウマ）・移馬（ウツシウマ）など16項）、6巻「著（着）具之部」（甲冑・鎧作・牛革甲（ウシノカワノヨロイ）・挂甲（ウチカケヨロイ）など65項）、7巻「備器之部」（蛸旗（タコバタ）・旌旗（ハタ）・旗銘（ハタノメイ）・旗袋（ハタブクロ）など10項）、8巻「兵事之部」（男軍（オイクサ）女軍（メイクサ）・軍令・陣法博士・陣法など18項）を収録する。 ★原表紙による改装・題簽付・状態概ね良好（欄外等小虫）。記名なし・蔵書印あり。【参考価格（初出品時の相場です）：日本の古本屋で、32,400円（享保板・3冊本・題簽摩滅）～50,000円（享保板・6冊本・題簽付・虫損）】。