「２度も盗難に合い、1,000人のユダヤ人を救った名器」 Gibson; ex-Huberman Stradivarius（ストラディバリウス）と呼ばれる1713年作製のヴァイオリン。通称「フーベルマン」は、その芸術作品としての完成度のみならず、数多くのドラマと歴史を生み出した名器として語り継がれます。（Gibsonは最初期の所有者George Alfred Gibsonに由来、ex-は元という意味） 現在はジョシュア・ベル(Joshua Bell)が所有しています。 ポーランドのユダヤ人であるフーベルマンはこのGibsonを2回盗まれています。１度目はウィーンのホテルから、２度目は1936年のカーネギーホールの楽屋から盗まれました。この時、新しく購入したガルネリを弾いている最中に盗まれています。（ガルネリを弾けば楽屋にGibsonがあることはすぐに気が付きますからね。。。）彼はホロコーストからユダヤ人演奏家を救うべく、コンサートを行い資金調達をしている最中でした。 当時、ロイズ社から莫大な保険金が支払われていますが、フーベルマンは２度とGibsonを手にすることはできませんでした。 このバイオリンはジュリアードに通うAltmanによって盗まれました。彼は死に際に妻に罪を告白します。その後、妻はロイズ社に返却しUSD 263,000の懸賞金を得ています。2001年に先述のJoshua BellgがUSD 4,000,000-（4億9千万円）で購入しました。 ユダヤ系の母を持つJoshuaはこの楽器がドイツの博物館に収められるところを文字通り救い出しました。彼はex-Hubermanを手にした際、以下のコメントを述べています。 “This is my violin. I can’t let it out of my sight.” もう盗まれないことを願うばかりです。 ★2016年にクレモナのヴァイオリン美術館にて購入。暗所にて自宅保管です。目立ったシワ等はございません。 【サイズ】約 84 x 68 cm ( 34 x 27インチと思われます） 【印刷】両面オフセット。強度のある光沢紙に印刷されております。 【フレーム】付属しません。 【発送】円筒にて発送いたします。雨よけビニールに包みます。