14750円
どの写真の色が実物に近いの?と疑問を持たれる方がほとんどかと思います。答えは『四・五枚目以外の全部』です。全体像を移そうとするとカメラの特性で色合いが少し変わってしまいました。 一・二枚目は晴れた日の屋外、三枚目以降は陽当たりの良い屋内で撮影しました。バルーチは地味な色調の物が多いですが、光の加減で全く異なる表情を見せるのも魅力の一つです。特に、光り輝くような青と青緑にご注目下さい。 イラン〜アフガニスタンの国境近辺で遊牧生活を営んでいたバルーチ族によるものです。バーリシトという、クッション又は枕という意味の袋物の装飾面です。バルーチならではの生命の木がフィールドいっぱいにシンプルかつ大胆に描かれています。 サイズ:縦 106〜109×横 約54〜59㎝ 年代:1930〜40年頃 素材:全てウール 染色:天然染料が主、上部のスマック織のオレンジ色はおそらく合成染料 上端:切りっぱなしでほつれあり 下端:切りっぱなしでほつれあり 左右:オリジナルのかがり糸、一部スレあり パイル:スッキリした長さで概ねフルだが、袋物として使用されたため部分的に擦れて低くなっている ☆ご希望がありましたら当方でふさ留めと縁のかがり直しをしますが、素人による手仕事とご理解下さい 補修すれば床に敷いての使用も可能と思われますが、通行の少ない場所で滑り止めマットを併用する事をお勧めします ☆入手後手洗い済み、当方では壁飾りとして三ヶ月ほど使用しました ☆当方、20年来のトライバル ラグ(部族系絨毯・キリムなど)のコレクターです。セミアンティーク(80〜100年)もしくはアンティーク(100年以上)の古い品を中心に、欧米のコレクター/ディーラー様から譲渡頂いて蒐集してきました。全て自身のコレクションとして購入したラグですが、集め過ぎたので整理の為に出品しています。私の中では第一線のお気に入りでは無くなったラグ達がどなたかのお気に入りになれば幸いです。 海外民藝とも言うべき、一般女性達が日々の生活のために作成した手仕事の品です。長い年月を経てきたなりの難点もありますが、作成し使用してきた人々や歳月をも想像して楽しんで下さる方の購入をお待ちしております。