値下げ！[初版]スペイン内戦 : 1936-1939 下巻

下巻です。 まずまず綺麗ですが、 帯背に焼け カバーに光を当てた時に見えるキズ 軍部の反乱がスペイン全土に波及し、さらに代理世界戦争に拡大した内戦。 それは20世紀を象徴する戦いのひとつだった。 ピカソの「ゲルニカ」、ヘミングウェイの救援活動、詩人ロルカの死などから神話も生まれた。 オーウェル、マルローなど、欧米の作家たちも参加し、結果として 今日まで圧倒的に敗者（共和国）の側から熱く語られてきた。 　しかし内戦の全体像には、最近まで不明な点が多々あった。 空白部分を埋めるはずの旧ソ連の史料が長らく公開されず、 本国スペインの史料も、フランコ独裁の時代には封印されていたからだ。 著者はこれら膨大な記録文書を読みこんだ。 そして、共和国政府を中心とした人民戦線側、フランコの国民戦線側、双方を公平に俯瞰し、 それぞれの陣営の内紛や内ゲバがもとになった血みどろの戦いまで描ききって、 ついにバランスのとれた通史が誕生した。 本書はスペインで、そして広く欧米でベスト＆ロングセラーになっている。 「歴史家の要諦は、理解しようと努めることだ。…歴史は科学ではなく、文学の一領域であって、 それを否定することは誤りであるだけでなく危険なことだ」（インタビューに答えて） 全2巻 著者 1946年ロンドン生まれ。作家、歴史家。ウィンチェスター校で学び、サンドハースト陸軍士官学校を卒業、1963年から5年間の軍務を経て、執筆活動に入る。 著書　,『スターリングラード　運命の攻囲戦1942-1943』（1998, サミュエル・ジョンソン賞，邦訳 朝日新聞社 2002）,『ベルリン陥落1945』(2002, 邦訳 白水社 2004), D-Day: The 他．現在第二次世界大戦史を執筆中、2012年刊行予定。 根岸隆夫〈ねぎし・たかお〉 　フランス政府給付留学生としてパリの国立政治学院で欧州政治史を学ぶ．専門　欧州全体主義． 訳書　トロツキー『テロリズムと共産主義』（現代思潮社，1970），クリヴィツキー『スターリン時代：元ソヴィエト諜報機関長の記録』（みすず書房，1987），ポレツキー『絶滅された世代：あるソヴィエト・スパイの生と死』他． 定価:￥3,960 #本 #BOOK #人文 #社会 ピカソ 逢坂剛 佐伯泰英 岡本太郎