☆原画 ☆作品について 磯部則男先生を尊敬しております。本当に凄い方、日本の作家の天才だと思います。作品を観ておりますと、障害なんて？全く感じさせない、正に生を作品からびしびし感じさせる極み作品。 ★油彩に亀裂がございます。個人的には経年の痛み程、作品に風味を与えるとおもっております。 ☆磯部則男 洋画家　無所属　昭和20年三重県生まれ　鈴鹿市在住　一水会入選　日本橋三越などで個展　筋萎縮症という難病のため、握力が弱く、絵筆を両手のひらではさみ、時には口でくわえて描いて制作する。 「母なる大地」である地球上では、人、動物、魚、花や木と、毎日何百億、何千億の生命が生まれ、生き、そして子孫を残してその生命を終えていきます。この自然の営みは太古以来続きこの地球が存在する限り脈々と受け継がれていきます。アトリエの片隅に置かれている玉葱や南瓜も、こうして世代を受け継いできた生命の姿です。そして、同じように見えても、色やかたち、大きさにいたるまで、それぞれが個性にあふれています。 素材に置いた玉葱を見つめていると、今にも動き出すのではないか…と思うほどの生命の鼓動が伝わってきます。 この一瞬の「生命の輝き」をキャンバス上の玉葱にも宿らせたいと、私は描き続けているのです。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－磯部則男－