●江戸和本●御代の恩沢 石門心学 脇阪義堂 寛政板後印 絵本雨やどり続編
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御代の恩沢 【判型】半紙本5巻5冊。縦223粍。 【作者】脇阪義堂作。下河辺拾水画。手島和庵(建タケシ)序。 【年代等】寛政2年冬、手島和庵序。寛政2年10月初刊。江戸後期再刊。[京都]吉野屋仁兵衛板。 【備考】分類「心学」。巻末広告によれば、安永9年刊『絵本雨やどり』の続編という。巻之一は、富家の主人とすたすた坊主との問答から始まり、現在の富貴・名望が全て先祖の苦労のお陰で、「ありべかかりの丸裸」で暮らす大切さや知足安分を諭す。また、隋の煬帝と松下禅尼との問答では倹約を教え、また、荘子と周の幽王との問答では私欲や色欲を戒める。巻之二は、千手観音と虱(その姿から「千手観音」の異名を持つ)の問答で、虱が「我と名の紛(まぎら)はしきを嫌ひ給はゞ、其元の沢山なる手を減し、賤しき我に似ることなかれ」と千手観音の言いがかりに反駁する話から「天命の職分」などを説き、さらに、兼好法師と遊女の問答から人生の迷夢から目を覚ませと戒める。巻之三は、釈迦如来と雲助の問答を通して、心掛け次第で娑婆も極楽となることや、知足安分の重要性や天下泰平の恩を諭し、さらに影法師との出会いで青砥藤綱が「万事我が影」と悟った逸話を紹介する。巻之四は、癪気持ちと力持ちとの問答で他人を羨まず己の利点に油断しないことを述べ、長田の庄司と磁石との問答で天理自然に生き「只今の一念」を捌く大切さを教える。巻之五は、大黒天と麻衣道人との問答で、いかに大黒天といえども先祖から頂いた槌や袋が無ければ福を与えられないという譬喩を通じて家業出精などを諭す。以上の多彩な訓話に道歌や金言俚諺を織り込み、種々の挿絵を交えて理解が深まるように工夫されている。 ★原装・題簽付き(2冊摩滅)・美本。【参考価格:日本の古本屋で、8万円~15万7500円】。
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