45000円
20世紀頃製作された古典的ジャーマンスタイルの上質なヴァイオリンです。 ドイツやオーストリアで生産されていたディーラー流通品と思われますが主立ったメーカーズラベルは張られていません。 18世紀のジャーマンヴァイオリン、歴史に残る古い名機を参考に製作されたもので、このような形のヴァイオリンは愛好家達の間で通称HOPFの愛称で親しまれており、 ドイツのヴァイオリン製作に特徴的なぷっくりと膨れたハイアーチな外観で、詳しい方は見た目から連想されるであろうアマーティやシュタイナー等とは似て非なる日本ではあまり見かけない特異なヨーロピアンスタイルです。 欠損や大きな修理のない極上品。高級家具のような艶やかで自然な風合いのニスも良好な状態に保たれています。 アンティークオールド分類として紹介していますが、フィッティングパーツは素性や価値に見合う美しいものを当方で加工したフレッシュなセットアップです。 材質は黒檀で取り付け精度は見た目通りの美しさです。 少し金属的かつハリのある古典舞踊やアンサンブルに理想的な中音域に響きのウィークポイントを持つ美しい音色のヴァイオリンです。 鳴りは平均的で発音や音の立ち上がりは早いので、個体にしっかりとしたポテンシャルを感じることが出来ます。 音色は繊細で古典的ですので、ガンガン鳴らすアグレッシブな弾き方よりも響きと強弱を重視した音楽性を追及される方が持たれると相性が良いと思います。 軽めのヴァイオリンです。練習の方にもお勧めです。 年代: 20世紀 製作国:- 製作地:- サイズ:4/4 フルサイズ 胴長:360㎜ U.B:160㎜ M.B:115㎜ L.B:200㎜ 弦長:327㎜ ボディーストップ:195 重量:480g