30600円
オールズ社の名器、スペシャル・モデルB♭トランペットの中古販売。 ■オールズ社:今はないアメリカの金管楽器メーカー(1908年から1979年)。トランペット製作の巨匠 F.A.Reynoldsとその弟子のZigmant Kanstulが活躍したことでも有名で、いろいろな名器が作られた。 現在のオールズ社の実態は別会社。 ■スペシャルモデル:Ambassadorモデルの上位に位置するモデルで、1947年のカタログに初登場してオールズ社の最後(1979年)まで販売。 ■仕様:ベルの朝顔はレコーディングモデルで有名なRe-O-Loyレッドブラス、朝顔以外のベル部はニッケルシルバー、レシーバーとスライドがニッケルシルバー、リードパイプがブラスとなっていて3色カラーのコンビネーションがきれい。 ボアサイズは .460、ベルは4 3/4" 。トロンボーンに使われるサイドタイプの唾抜き(大きく開いて使いやすい)。シリアルは40万台で1962年の製造。 ■程度:バルブガイドが2ndのみ金属製。残りは後期プラスティック製。機能上、操作上は問題なし。 高級トランペットで見かけるバルブへのシリアル刻印があり。数字はシリアル番号とすべて一致。 古い楽器だがオリジナルラッカーできれい! 写真No.4〜8の色は黄色味が強すぎ。No.1~3の色味が近い。 ベル上や所々にラッカーの剥げや傷がある。70年代で終わってしまったオールズ社の中古楽器には、程度の良いものが多くはないようで、この中古の価値は高い。 ■音色は、ニッケル特有のはっきりした音の立ち上がりで、吹きやすく、人気のコンストレーションの音色にも似た音色、派手な音ではないがよく通る音。音量を出しても音は割れずに朗々と響く音。 日本のTVで活躍した70年代のビッグバンドのリードトランペッターがこのモデルを愛用し、その音圧の高い凄まじいプレイが評判だった。 ■付属品:マウスピースは、Oldsの7C、高額で取引きされている。ケースは珍しい形のオリジナル・ケース。 以上、オールズのファン、ビンテージトランペットが好きな方には魅力的な楽器だと思います。