文化遺産の未来のために
「探る」「見つける」「伝える」

  • ケルナヴェ文化保護区 / リトアニア(撮影:本荘剛志)

    ケルナヴェ文化保護区 / リトアニア(撮影:本荘剛志)

  • 喜界島のサトウキビ畑の一本道(スケッチ:山﨑良ニ)

    喜界島のサトウキビ畑の一本道(スケッチ:山﨑良ニ)

  • 菱野の三連水車/福岡県朝倉市(撮影:松熊正隆)

    菱野の三連水車/福岡県朝倉市(撮影:松熊正隆)

  • ガルヴェ湖に浮かぶトラカイ島城/リトアニア トラカイ(撮影:本荘剛志)

    ガルヴェ湖に浮かぶトラカイ島城/リトアニア トラカイ(撮影:本荘剛志)

  • ウフヤグチ鍾乳洞/鹿児島県喜界島(撮影:北森友梨)

    ウフヤグチ鍾乳洞/鹿児島県喜界島(撮影:北森友梨)

  • ハドリアヌスの長城/イギリス(撮影:和田浩一郎)

    ハドリアヌスの長城/イギリス(撮影:和田浩一郎)

  • 因幡国庁跡/鳥取県鳥取市(撮影:辻本彩)

    因幡国庁跡/鳥取県鳥取市(撮影:辻本彩)

  • 鬼の窟古墳 西都原205号墳/宮崎県西都市(撮影:大塚正樹)

    鬼の窟古墳 西都原205号墳/宮崎県西都市(撮影:大塚正樹)

  • 耶馬溪 魔林峡/大分県中津市(撮影者:川口武彦)

    耶馬溪 魔林峡/大分県中津市(撮影者:川口武彦)

  • チチェン・イッツア(Chichen Itza)/メキシコ(撮影者:森屋直樹)

    チチェン・イッツア(Chichen Itza)/メキシコ(撮影者:森屋直樹)

  • 間々田のじゃがまいた/栃木県小山市(撮影者:宮嶋尚子)

    間々田のじゃがまいた/栃木県小山市(撮影者:宮嶋尚子)

  • 彦根城の堀/滋賀県彦根市(撮影者:利屋勉)

    彦根城の堀/滋賀県彦根市(撮影者:利屋勉)

  • 上空より富士を望む(撮影者:小山規見)

    上空より富士を望む(撮影者:小山規見)

  • カトリック松が峰教会/栃木県宇都宮市(撮影者:川口武彦)

    カトリック松が峰教会/栃木県宇都宮市(撮影者:川口武彦)

  • むきばんだ史跡公園/鳥取県西伯郡(撮影者:大橋忠昭)

    むきばんだ史跡公園/鳥取県西伯郡(撮影者:大橋忠昭)

  • 平家上陸之地/鹿児島県喜界島(撮影者:丸山悠里香)

    平家上陸之地/鹿児島県喜界島(撮影者:丸山悠里香)

  • コパン遺跡 球技場/ホンジュラス(撮影者:和田浩一郎)

    コパン遺跡 球技場/ホンジュラス(撮影者:和田浩一郎)

  • 新潟県新発田にて (スケッチ:山﨑良二)

    新潟県新発田にて (スケッチ:山﨑良二)

  • オリーブ山からエルサレム市街を望む(撮影者:鳥越道臣)

    オリーブ山からエルサレム市街を望む(撮影者:鳥越道臣)

  • 平城京跡/奈良県奈良市(撮影者:木原悠子)

    平城京跡/奈良県奈良市(撮影者:木原悠子)

  • 円(まる)に富士(西野順二)

    円(まる)に富士(西野順二)

  • 勝連城/沖縄県うるま市(撮影:長尾聡子)

    勝連城/沖縄県うるま市(撮影:長尾聡子)

本黄楊念珠

2022.5.9 UPDATE コラムを公開しました~石とロープ—古代ギリシア人の夢とかたち—
2022.4.25 UPDATE レポートを公開しました~高松塚古墳壁画発見50年〜有識者会議は“壁画の番人”たり得るか〜(1)
2022.4.11 UPDATE コラムを公開しました~『謎の海洋王国ディルムン』を掘る

特別寄稿

商品の状態新品、未使用
配送料の負担着払い(購入者負担)
配送の方法クロネコヤマト
発送元の地域兵庫県
発送までの日数1~2日で発送

カラー···ブラウン 直径7.5cm、魂入れは行っております。 黄楊(つげ/柘植/柘)は、非常に成長が遅い植物の為、木目(きめ)が大変緻密な為、しなやかでく割れにくいという特徴があります。 また【しなやかさと硬さ】を両方兼ね備えた特性から、彫刻細工に最適な素材として、重用されてきました。 例えば、つげ櫛は、折れにくい固さとしなやかさ、そして適度な油分、木製による静電抑制効果による髪へのダメージを抑え、空気中の汚れを寄せ付けない事による頭皮へのトラブル予防にもなる事から、万葉集の中にも詠まれるほど、日本人に親しまれて来ました。 また、つげの持つ【しなやかさと固さのバランスが理想的】【長い年月を経て色身や艶がだんだん良くなる】といった特徴から【夫婦の絆】【夫婦円満】を表し、縁起の良い素材としても木工細工やお守りなどに活用されてきました。 成長が遅い上に珍重される素材の為、将棋の駒として同じ木目、同じ木味のワンセットをそろえる事が困難な為、どうしても高価になってしまいます。 ※黒檀の将棋駒も見た事ありますが、白い文字でした。 本黄楊(ほんつげ)は、日本で採取された黄楊を指し、東京都沖合の御蔵島で採れる黄楊を島黄楊(しまつげ・御蔵島黄楊みくらじまつげ)、九州鹿児島産黄楊を(薩摩黄楊さつまつげ)と呼び、国産黄楊では最上とされ市場で流通されています。 本黄楊以外では、東南アジア原産のシャム黄楊、雲南黄楊(当店では取扱いしていません)、楓材やアオカ、樺などの駒生地が流通されています。   木目に関しましては、虎斑(とらふ)や孔雀斑(くじゃくふ)、杢(もく)など、珍しくて希少価値の高い木目があり、複数の黄楊の木から木目をそろえる為、非常に珍重されます。 また木の目の流れ方を目(め)と呼びますが、その一つ柾目の中でも赤柾(あかまさ)・糸征(いとまさ)など、珍しい物もあります。 また、黄楊の駒は経年変化により、色身が段々と濃い飴色に変色していく為、真新しい生地材より、年数の経った中古の駒も状態が良ければ、色身が濃くなっていて高値で取引されます。

文化財保護法の改正とその課題

坂井 秀弥●奈良大学文学部文化財学科教授

本黄楊念珠