ゲットバック・セッションの期間を通し、正式なレコーディングを前提としないリハーサルやセッションと、きちんとテイクが振られたレコーディングがある。メンバーが集まって軽いジャムから、オールディーズ、そして自分たちの曲と、様々な曲を演奏し、暖まったところで、これはきちんと8トラック・テープに録音しておこうとなった時、誰となくメンバーが声をかける。「グリン、次をお願い」。実際に音源を聴いてみると「Glyn, take this」「Take it Glynnis」「Tape this Glyn」などという言葉が頻出する。これらを合図としてグリン・ジョンズはテープ・ボックスにテイク番号を書き入れてレコーディングを始めるのである。 本作にはリハーサルやセッションといった音源はない。全てグリン・ジョンズとジョージ・マーティンがテイクを振ったEMI 8トラック・テープに収録された音源を、初めて正確なテイク番号で、初めてレコーディング順に収録したものである。日付、テイク番号の詳細は中に入っているインナーに記載されているので参照して欲しい。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。スリーブケース付。

■ 臓器別ガイドライン

ビートルズ BEATLES GET BACK SESSIONS 1 5CD